輪行用キャスター作り その6 輪行パッキング編

キャスター輪行を実践して、改訂版を作成しましたので、以下は参考として下さい。 2023/09/13


これは今は無き神田・アルプスの輪行説明書の中の挿絵の一部です。昔は何とも思っていなかったのですが、これはかなり良く描けていて、自転車屋さんのパンフレットとしては大変コストが掛かっているのではないかと今更ながら驚いています。
説明には写真よりも絵の方が的確に伝えられるという事があって、教科書でも特に理科なんかは挿絵が多かった記憶があります。

さて、キャスター輪行の縦型を実践しようと思うのですが、天気予報が外れたり、GWの混雑などでなかなかチャンスが訪れません。
とにかく輪行する前にパッキング方法をまとめておくことにします。

パッキングする前にやる事

ペダルを外します。外し方はアーレンキーをクランクの上に向くようにセットし、左右ともリア側にアーレンキーを押し下げます。アーレンキーだけを持って回そうとしても回らないときがありますので、片手でクランクとアーレンキー両方を掴み、両方を握りつぶすようにして回すと回ります(握力計測の動作と同じですね)
左図は左ペダルですが、右ペダルは鏡面対称です。
ペダルは輪行外袋に入れておきます。

リア分割ガードを外し、タイヤを外せるようにブレーキアーチワイヤーをリリースします。

フレームカバーを取付けます。

自転車を倒立させます

タイヤを外し、シフトワイヤーが折れないようにリリースします。(ワイヤーのリリースはホイールを外さないとできません)
チェーンステーがチェーンで擦れそうなので古布を巻きます。
輪行用エンド金物のディレイラー側をセットしながら、リリースしたワイヤーとリアディレイラーをスポークで作った自作金物でフレームに引っ掛けます。

輪行用エンド金物の左右ともセットします。

チェーンのたるみをこれも自作チェーンハンガーで止めます。
(サドル側の輪行用金物は常設に変更しました。)

クランクをチェーンステーにヒモで縛ります(これはやらなくても良いのですが、後の作業性を考慮しています)

ペダルを入れた輪行外袋をシートステーとガードの間に入れバンド止めします。

パッキング作業 スペースが許せば輪行袋を広げておきます。


外した後輪とガードをバンドでまとめ、フリーを下にして地面に置きます。三角フレームのほぼ中央に後輪の中心が来るようにフレームを乗せます。(いわゆるフォーク抜き輪行とはタイヤの位置が違いますが、こうしないとガードの先端にライトがある場合は袋に納まりませんでした。)


その上に前輪を乗せます。


タイヤとフレームを3か所バンドで締め、ずり落ちないようヘッドからも締めます。この状態で立ち上げて一旦輪行袋に納めます。
(写真はヘッドを含めて3点です。)


輪行袋を寝かせ、キャスター本体を袋外側からセットし、再度立ち上げます。

立ち上げたら袋を再度開け、ハンドルを前輪ガードの上に乗せ紐で縛ります。ショルダーバンドもここで取り付けます。

完成です。面倒くさそうですが、大宮駅野田線ホームから埼京線や新幹線ホームまで担いで行く苦痛が無くなることを思うと楽しみです。

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