サドルバックサポーターの工作 その1

サドルバッグはサドルループとシートポストにバンド止めという通常のやり方でしたが、カンビックス輪行で輪行そのものが簡便になったのに、バンドを外したり止めたりが面倒になっていました。サドルバックサポーターも色々ありますが、自分としてしっくりくるものがありませんでしたので自作することにしました。

ラフなスケッチをして手持ちのアルミ板を用意しました。5mm厚と3mm厚のアルミ板です。グランボアのフロントバッグサポーターが一式余っていたのでこれを利用することにします。

アルミ板から板取をしてボルト穴を開けました。金属加工はこれだけです。ペーパーによる仕上は後回しにして仮組をします。

仮組です。中央持ち出し部分のの5mm厚のアルミ板を2枚の3mmのアルミ板でサドルベースのフラットなところで挟む仕組みです。サドルベースは6mm径7mm径ですが、5mmのアルミ板にはワッシャーを挟みました。

ここまでは問題になることは無くスムーズに進み、バッグ側にグランボアの差込金具を取り付ければ終わりと思っていたのですが、

差込金具を取り付けるバッグ側に補強金具が入っていました。まず糸を解いて革を外し、鳩目止めがされていた補強金具を取らなければ差込金具が取り付けられません。
バコーズに作ってもらったバックを改造するのは嫌だなと思ったのですが、ここまでくれば止めるわけにもいきません。恐る恐る開腹すると補強金具はステンレスでした。両端の鳩目跡には5mm径の穴を広げ、中央にも穴を追加し、最後は元に戻すべく革に糸を通さなければならないので億劫でした。もちろん職業用ミシンはないので手縫いをしなければなりません。

元の針穴を利用してきっちり手縫いしました。(手縫いした部分は上と左右の辺で下辺は元のままです。) 結局バッグ側の加工に金属加工の倍の時間を費やすことになりました。

完成後家の周りを試走しましたが、問題は無いようです。あまり見慣れない姿なのでそれが問題かもしれません。(笑)
フロントと違って、荷重を受けるキャリアがありませんので軽いものに限られます。私は輪行袋やそれに関連したものを入れる専用バッグにしています。
問題と言えば、リフレクターを付けていた面が上部に移ったのでリフレクターが取付できなくなったことでしょうか。バッグの蓋はアクセントとしてか機能していないので、これを外してリフレクターは後部の垂直面に移すのも手かもしれません。

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