ブレーキ倍力化工作 その7
前回撃沈したベアリング組込みプーリーの再挑戦です。
まずはアルミ材質を6063から5052に変更しました。本当はホームセンターで売られている 1000番台が良いのですが、板材では見つけられたものの棒材では見つけられませんでした。
今回新たに用意したものです。
•アルミ円柱 前回の教訓を踏まえ長さ12mmの円柱2個 これから5mm厚の円柱を失敗を考慮して4枚作る予定です。購入先(E-Matals)では長さ10mmから切売りしてました。
•ベアリング 5x14x5 mm(内径x外径x厚さ) 許容ワッシャー径10mm以下 これはモノタロウで購入。
長さ12mmの円柱を二つに切る為に印を付けます。
前回よりも切り易いので圧入も出来そうだと切りながら予感します。
前回作った治具に1mm厚のワッシャーを下敷きにして、均等に5mm厚の円柱になるようにヤスリ掛けします。
円柱に穴を開け、最終的に13.5mmの穴を開けます。ベアリング径14mmですから、半径で0.25mm小さい計算です。よく見ると内径円の芯が出ていませんね。💦
穴径13.5mmでは万力による圧入が途中で止まってしまいました。表裏とも入口周りは14mmに広げておく方が良いようです。
あとは溝切りですが、ここまで来ればもう出来たも同然だろうと楽観しますが、そうは問屋が卸しませんでした。
空回りしないように22mm径のワッシャーでプーリーを挟み、ドリルを回しながら中央にヤスリで溝切りして行きます。電動で回しながら切ってもほとんど切れず、手動で回しながらやりました。やはり5052では切屑が出てくるというわけではありませんでしたね。
溝切り終了です。
下のプーリーは今まで使っていたチドリからの流用です。写真では良くわかりませんが、プーリー表面が浮いているのは万力で固定した跡です。芯が出ていないことや固定した跡が残っていることが残念です。
前回戸車からバラして急遽作ったプーリーはブッシュ型でベアリングは入っていませんでしたが、それと比べて、レバーの引き具合はあまり違わないように感じます。効果が同じ程度だとすると今回の作業は価値あることなのか?と正直思っているところです。💦
一夜明けても、ドリルの穴あけで若干偏心したことや、表面が一部荒れているのが気になってます。これは前回のパイプから作ったものです。こちらの方が芯は当然ですが出ています。
ベアリング購入時にいくつか他のものも同時に買っておいたのですが、パイプ内径円16mmと同じベアリングがありました。5x16x5mm(内径x外径x厚さ) 許容ワッシャー12mm
前回作ったパイプ厚さは6mmでしたので、これを5mmに削りベアリングを瞬間接着剤で貼り合わせることにします。作業工程は昨日の圧入バージョンとほとんど同じです。
ストッパーで溝切の芯に鉛筆で印を付けます。余談ですが、このストッパーは中国通販で格安で仕入れた物ですが、今まで大変重宝しています。接着はヤスリ掛けでアルミが相当熱くなるので溝切後にします。
できましたがこちらの方が断然綺麗です。耐久性はこれから見て行くことになります。
圧入バージョンとこちらの接着バージョンはこの写真ではあまり違いが判りませんね。
続く
おはようございます。
試行錯誤が続いていますね!
最初の円柱から切り出したプーリーですが、約14㎜径の穴をどのようにして開けたのでしょうか。
最後のパイプを使ったプーリーですが、接着剤を使って固定する、その心は?
上下のプーリーを繋げる片持ち式のアルミ板ですが、厚みが増したように見えますね。
それと滑車の溝が浅いような気がします。ワイヤーの直径半分位しか掛かっていないように見えますが(汗)。
おはようございます。
>約14㎜径の穴をどのようにして開けたのでしょうか
「その6」で書いたようにタケノコドリルを使いました。
>接着剤を使って固定する、その心は?
本文でも書いた通り、偏心を避けたかったからです。また、タケノコで開けた円が汚かったからです。
>片持ち式のアルミ板ですが、厚みが増したように見えます
お察しの通り、3mmにしました。ご指摘を受けたということもありますが、片持ちで十分行けそうだったので正式バージョンです。
>滑車の溝が浅いような気がします
確かに。問題は無いようでしたが、撮影後さらにヤスリ掛けしました。💦
しかし、rikoパパさんのように深くは削れていません。細ヤスリが歯が立たないのです。