ブレーキ倍力化工作 その6
rikoパパさんの力作を真似しようとベアリング内蔵プーリーを作り始めたのですが、どうしても22Φのアルミ丸棒から金鋸で4mm厚の丸板を切り出すことができません。金鋸を真っ直ぐ保持したまま切るという事ができず一定の厚みに切れないのです。考えてみれば厚さ4mmでは切り出せたとしても溝切りが難しいのではないかと思い始めます。
別の上手い方法がないかあれこれ考えますが、丸棒の代わりに丸パイプにします。
#今にして思えば、ホームセンターで売られている柔らかなアルミではなく、もっと硬い材質だった可能性があるかもです。
厚さ3mm、外径22mm、内径16mmのアルミパイプ(A6063)です。
購入先(横山テクノ)では長さ15mmから売っているので、これのほぼ中央を切ってヤスリ掛けすれば、片側は綺麗な切断面のままなので、片側だけのヤスリ掛けで済むことが後になって気付きます。これは丸棒でも同じことが言えそうです。
ベアリングは外径17mm、内径6mm、厚さ6mmです。モノタロウで購入。
ベアリング外径と丸パイプ内径とは直径で1mm、半径で0.5mmの差なので、穴を拡幅せずに圧入できるかと思っていたのですが、全く歯が立ちませんでした。
丸パイプを6mm幅になるように切ります。
しかし、パイプの方が切りやすいだろうという考えは見事に打ち砕かれました。若干こちらの方が切り易いとは言え、結局ヤスリ掛けしないと幅が一定にはなりませんでした。
円のヤスリ掛けは難しいので手持ちの6mm厚の端材を使って厚みが均一になる治具を作り、ヤスリ掛けで追い込みました。
完全に満足とはいきませんが、まぁこんなもんだろうの出来で5枚ほど作りました。
上記したようにカットした丸パイプにベアリングを試しに万力で圧入しようとしますが、甘かったです。
丸パイプの穴を拡張するステップドリル(タケノコドリル)が必要です。
ベアリング圧入の前に試しに溝切りしてみました。
ワッシャー(M6x22Φ)で挟みM6ボルトで締め、ドリルを回転させながらやってみたのですができず、回転を止めて両手でヤスリ掛けをしないと歯が立ちません。出来上がったものの形状もrikoパパさんとは違うようです。
rikoパパさんは回転させながら面白いように削れたと書いてありましたので、この頃から使用材料が違うのかと思い始めます。
画像は取り忘れましたが、上で作ったものをステップドリルで拡張します。圧入しようとするベアリングとほぼ同径まで広げないと入りそうにありませんん。これでは入ってもしっかり固定されないと思います。
また、ドリルを使う際に万力で押さえるわけですが押さえる力を強くすると、丸いリングが楕円のリングに変形してしまいます。変形しないように手で持って手で削るなんてことはこの材料では不可能でした。
ここまでで言えることは
1.アルミ材料の選定に注意する。
2.丸パイプではなく丸棒からの加工をする方が良さそう。
3.リングの厚みを5mmi以上になるようなベアリング径にする。(これは丸棒からの加工で圧入後の溝切りであれば必須では無い)
ということになりそうです。
これ以上の作業はこれで諦めることにしますが、さりとて近くのホームセンターには必要な材料が無いので、渋谷のハンズまで出向くか迷うところです。ちょっとついでが無いと行きづらいですね。
まぁ、既成のプラスチックプーリーでどこまで行くか試す価値はありそうで、そんなに耐久性も劣らないのではないかと思うようになってます。
この項、続くかどうかは微妙です。💦
追記 20240714
これは倍力プーリーとして戸車から取った新バージョンです。
プラスチックの白色に抵抗があったので作ってみたのですが、やはり全部メタルの方が様になります。ベアリング無しですが、ブレーキレバーの引きに違いは無いようです。
続く
こんにちは。
やはり、プーリーの自作が鬼門ですね(汗)。
当時ハンズ渋谷店で買ってきた20㎜径のアルミの円柱を使いました。
マジックを寝かして、立てた円柱を回して印を付けた記憶です。
金鋸でカットする際は、マジックの線に沿って、円柱を時々回して徐々に切っていきました。
カットした後は、ヤスリで修正しました。
材としては、工作しやすい硬度だったかもしれませんね。
自転車の小物を自作して、ヤフオクに出品されている方がいます。
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/imukas1966
もしかしたら、使えるようなものがあるかも知れません。
こんにちは。
丸棒ではなく、丸パイプを考えた時点でもうできたも同然と思ったのですがね。💦
確かに貴ブログで円柱にマジックで印を付けたあとが窺える写真でした。
このままだとちょっと癪なので、今朝からアルミ材を探してました。💦
乞うご期待。