輪行用キャスター作り

輪行用キャスター作り、上手く作れるか不安だったのでなかなか着手できませんでしたがようやく開始します。
参考にしたというか真似したのはkottamanさんのblog記事ですが、細かな部分の作り方がこれで良いのか自信がありません。
しかし、曲りなりにも完成したので情報提供して頂いたkottamanさんには感謝申し上げます。
kottamanさんの輪行用金具
kottamanさんの輪行用金具 その2
kottamanさんによると、この工作の肝の一つはキャスター軸が接地面に対して垂直になることのようです。

🔴まずエンド部のパーツ作りです

サドル端部からエンド金物に向けて木を定規にします(赤線)。ディレイラーハンガーの内側延長線上に線(緑線)を引きます。赤線と緑線のなす角度がディレイラーハンガーと固定キャスターベースの角度となるとの読みですが、キャスターの出を考慮に入れていないのでおおよそです。

50x35x4の不等辺アングルから長さ50で2枚カットします。1枚を先ほど木に書いた線に当ててスチールフラットバーを付ける場所(幅10mm)に線を引きます。もう1枚は左右対称に線を引きます。

フレームに当たるところをカットし、ここまでで一旦エンドに当ててみます。若干の誤差があるようで微調整します。スチールフラットバーは回転止めですが、時計回りには効くものの反時計回りでは若干回転します。チェーンステー側にも当たるような幅広のフラットバーで作る方が良いと思いますが、削り込みが厄介です。

微調整後にスチールフラットバーをボルト止めし、クイックリリース用の穴を開けます。(画像は6角穴付きボタンボルトですが、この後普通の6角ボルトに変更しています。)
私にとって出来るかどうか不安だったのはこの工作です。

その後の作業は特筆する事も無いと思います。ただただkottamanさんの記事通り進めました。

kottamanさんの記事では固定キャスターベースのアルミチャンネルの部材寸法は書かれていませんでしたが、キャスター径が38mmと書かれていたので、キャスターベースの大きさから類推すると底辺45mmと思われますが、そのようなアルミチャンネルは通常は売られていませんし、キャスター径38mmとなると固定用穴は4ホールのはずですが、2ホール止めになっています。あまり質問ばかりするのも気が引けるのでそのままにしていますが、謎のままです。私は50x25x3のチャンネルを用いました。50にしても4ホール止めはナットがチャンネルのフランジに当たってしまうのでキャスターベースの穴を2ホールに開け直しました。
25のフランジ高さは過大と思われるので、落ち着いたら軽量化のため穴あけをするつもりです。
下の完成写真を見ると接地面とキャスター軸が若干角度があります。この角度の修正とスチールフラットバーを幅広にして反時計回りでも回転を押さえることが次回の課題でしょうか。

使用材料一覧
不等辺アルミアングル 50x35x4
鋼製フラットバー 10×6
6角オネジメネジスペーサー M6x30
蝶ナット M6
アルミチャンネル 50x25x3 長さ210
固定キャスター ナンシンSKC-38EM

🟡次にサドル部のパーツ作りです

サドル部にはすでにサドルバッグサポーターが鎮座しているのでこれに追加工作をします。しかし、このためにキャスター軸が接地面に対して垂直になる工作が難しいです。というか、kottamanさんはアルミブロックから削り出し成型しているとのことですが、とても手であそこまでの作業は私には無理です。


kottamanさんによると自在キャスターは軸の垂直性を固定キャスターより必要になるとのことなので、駅のホームなどによくある不整路面では問題が起こるかもしれません。
ここまで書いてきて閃いたのですが、サドルバッグサポーターと自在キャスターベースとの間にテーパー状の板を挟んだらどうだろうかと思っています。これも次回の課題ですね。

使用材料一覧
不等辺アルミアングル 50x35x4
高ナット M8x30
自在キャスター ナンシンSR-40TP

🟢一応完成しましたが、



室内での移動では特に問題になることはありませんでしたが、実際に輪行して試す必要はありますね。
その為には至急、専用輪行袋を作らないといけません。

輪行用キャスター作り” に対して4件のコメントがあります。

  1. kottaman より:

    眞さん
    出来ましたね。 おめでとうございます。 特にエンド部の金物はパーフェクトの出来具合。 お見事です。 ただサドル側のキャスター、地面に対する角度が垂直でないのが気になります。 前後に動かしたときに自在キャスターがうまく反応して回転しずらいと思います。 
    いずれにせよ、こうして転がし輪行の愛用者が増えるのはとても喜ばしいことです。 少々歳をとっても自転車旅続けられますものね。 私は今、電動アシスト車(デンドナー)にこれを応用して、輪行開始しています。 ただ今のところ車重が20Kgほどありますので、各部材をサイズアップしています(6mm→8mm、38mm径→50mm径)。 生きているうちに軽くて長持ちするバッテリーとモーターが実現すること願ってます。

    1. より:

      kottamanさん

      ありがとうございます。
      サドル側キャスターはこれでしばらく試してみようと思います。問題があるようでしたら、カンチのギロチンのようにテーパー状の板を挟んでみようかと思います。
      むしろ、エンド側ですがチャンネル材を減らす策は無いかと思っていて、こちらも自在キャスターではどうかと考えているんです。旅行用のキャスターカバンでも4輪が自在なので支障ないのではと思っているのですが、どうでしょうか。
      デンドナーでの輪行記事も読ませてもらっています。こちらの記事も実は参考にしています。

      1. より:

        「チャンネルを減らす」はクイックだけで力を負担することになってよろしくないということだったですよね。撤回します。汗

      2. より:

        エンド側も自在キャスターにして試してみましたが、やっぱり駄目でした。動かし辛いことこの上無しでした。先人の意見は素直に聞くべしですね。

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