シェラック塗り 4 

シェラックフレークが完全に溶けないことは前回書きました(シェラック塗り 3)。 前回これを布で濾したわけですが、アルコール純度の問題かもしれないと、エタノール99%のものを買ってきました。試しに漉しカスが溶けるか実験してみます。今までのものは燃料用で200円台でしたが、これは1,450円もしました。
ただ【らるあだー塗装】を見ると、24時間では溶けきらないようで、1週間くらいかかるようです。
しかし、最初にリンクした【アコースティックギター製作倶楽部】では、精製度の低い「シェラックフレーク」ではカスが出ると書いてあり、アルコール純度の問題ではないようです。


さて、塗ること11回目ですが、ベッコウ飴のようなイイ色になってきました。確かに市販のバーテープには無い風合いと色に仕上がりました。7,8回目ぐらいからこんな色になってきましたが、そろそろ溶液も底をつきそうですので、この辺でやめにしておきます。
シェラックが固まってしまうと、抜けた刷毛が取れませんのでピンセットの用意は必須でした。
テープが巻いていないアルミ部分にシェラック溶液がたれてしまったところがあり、そこをアルコールで落として終わりにします。

関連記事

追記 11/02/08

漉しカスを無水アルコールに漬けて10日ほど経ったところです。

完全には溶けず、飽和状態になったようです。漉したカスなのでこれが限界なのでしょう。
この溶液は0.1カットってところでしょうか。無水アルコールに漬けたのでここまで溶けたと言えるのかもしれませんが、実際はどうなのか?です。

ギターなどを塗る際は水分が含まれているとアルコールと水の乾く速度が違うので、シミになったりするそうですが、今回使った燃料用アルコールでは特にそんなところは見られませんでした。

バーテープの場合は燃料用アルコールで十分だったとは言え、次にやる時は無水アルコールを試してみたいと思います。

シェラック塗り 4 ” に対して4件のコメントがあります。

  1. Mako より:

    眞さん、怒涛のシェラック塗りお疲れ様でした。
    きれいな飴色であります。
    一連の作業、とても参考になりました。

    1. より:

      Makoさん、参考になれば幸いです。今回私も初めてで、調べながらやったので怒濤の記事となりました。(笑)
      残ったカスが1週間後どうなるかで完結となります。

      PS.
      パジャマさんの記事とコメント見ました。予定がなければ馳せ参じるところですが、残念です。

  2. Mako より:

    >1週間後どうなるか
    わはは、楽しみです。
    パジャマさんのレスポンスがないので、
    今のところはなしだと思っております。

    都合を合わせて、行きたいですね。
    塗り直し、ブレーキ、シェラックとチェックしたいところも、
    たくさんあるのであります。わはは。

    1. より:

      Makoさん、了解です。
      あまり大きな目でチェックしないで下さい。さりげなくね。(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です