渋沢栄一ゆかりの地巡り(世良田駅~深谷駅)

3/18(水)の記録です。
カンビックス用輪行袋を試そうとまだ行ったことが無かった深谷に行くことにしました。大宮経由で深谷まで行く方が電車の本数も多いのですが、ホームの乗換無しで済ませられる東武線経由で行くことにしました。混雑も無さそうな下り電車で行けるということもあります。


スタート時にGPSのスイッチを入れ忘れたので、途中からのスタートになっています。

乗り継ぎの久喜駅ホームです。女子高生が「びっくりした!人がうずくまってると思った。」と友達同士で笑っていました。
転がし輪行で、今日一日を通して問題になるようなこともなかったのですが、若干の改良点が見つかりました。また、電車内では気が引けることもある大きさです。電車内では最前部か最後部、あるいは連結車両部に決めて乗るべきと思いました。

降りた駅は東武伊勢崎線世良田駅。無人駅でした。

11時、世良田駅から走り出してすぐの道沿いに「長楽寺勅使門」というのがありました。時間も押しているので中に入ることはしませんでしたが、徳川家ゆかりの遺跡があるようです。写真でお分かりのように今日は太陽が降り注ぎ絶好のサイクリング日和となりました。

利根川を渡り、すぐに「田島弥平旧宅」の看板が目に留まりました。茅葺の民家が保存されているのだろうと、ちょっと寄り道します。茅葺ではありませんでしたが、養蚕農家でした。富岡製糸場が世界遺産に指定された時に合わせて指定されたようです。利根川のサイクリングロード近くには見学用の駐車場もあり、世界遺産の指定で整備が急ピッチの様子です。

裏手にあった「田島乙三郎旧宅」。弥平宅の本家だそうですが、入母屋作りにして格式を表しているのでしょうか。この辺りには田島姓の旧宅がその他にも何軒かありました。

ちょっと道に迷いましたが、「渋沢栄一旧宅」です。

田島家と作りが似ているような気がします。

渋沢栄一アンドロイド。昔に比べて像作りの素材が変わったのでしょうか、最近のは肌の感じが非常によくできていて驚くばかりです。

渋沢家の裏手。川を生かした公園になっています。

隣に明治38年創業の「麵屋忠兵衛」があって、お昼時にちょうど良いと思いましたが、ほうとうしか出していないというのであきらめました。今日の良い天気にほうとうもないだろうと思いましたが、元々ほうとうがあまり好きでないというのもあります。

次に廻ったのは「誠之堂・清風亭」。写真の大寄公民館敷地内に移築されています。無料公開なので一応見ていますが、ここでは省略します。笑
こう書くと見るべき価値が無いように思えるかもしれませんが、ほのぼのとした良建築と思いました。
そういえば、今日見て回ったところは全て無料公開でした。

「誠之堂・清風亭」の横を流れる小山川のサイクリングロードを旧日本煉瓦製造会社まで走ります。

「旧日本煉瓦製造株式会社事務所」。今日は閉館していました。

「ホフマン輪窯」が近くにあるはずと思いながら、あるのは遠目にテント型倉庫のようなものしかありません。一回りして案内標識があったので辿ったら先ほどと同じ場所で、本体修理中の仮設テント屋根でありました。

「備前渠鉄橋」。明治のお雇い外国人技師の設計。今見ればどうということない鉄橋です。レンガ会社から深谷駅までレンガを運ぶ鉄道が敷かれていて、その鉄橋です。

軌道敷は緑道となっています。

ここも軌道敷の「福川鉄橋」。公園が隣にあります。ここでお弁当も良いなと思いながらまだ昼飯にありつけていません。渋沢邸を出てから道中コンビニはおろか、食事処がありませんでした。

軌道敷を淡々と走って15時、深谷駅到着。東京駅を模したようですが似て非なるものです。東京駅のような本物とは違い、品がありませんな。建築というのは文化なんですが、そういうかけらもありません。
駅前も適当な食事処が無く、あるのはマックだけでした。ここで遅い昼飯です。
それは兎も角、明治時代の息吹みたいなものを感じる一日でした。なにより天気が最高でした。
走行距離 約26km

渋沢栄一ゆかりの地巡り(世良田駅~深谷駅)” に対して2件のコメントがあります。

  1. rikoパパ より:

    おはようございます。
    「人がうずくまってると思った」
    以前このスタイルで輪行した時、電車内に持ち込んではじめてその大きさに気が付いたことを鮮明に思い出しました!
    横幅、長さともボリュームがあるので、扉の脇に置くことは無理がありますよね。

    話題の渋沢家を巡るサイクリングは大成功♪
    また今度、マイチェンした自転車を見せて下さい!

    1. より:

      rikoパパさん
      おはようございます。
      確かに場所と時間によっては顰蹙ものですね。電車の扉は塞いでしまうし、かと言って縦に置けば通路まではみ出してしまうし。しかし、輪行支度の手軽さ、水平移動の楽さ、フレームに傷が付かないなど、ありがたいことが一杯でした。電車内では置く場所さえ気を付ければと思います。
      快晴の天気が幸いしてのどかな風景の中、「話題の渋沢家を巡るサイクリングは大成功」でした。特に渋沢家の裏手の風景が忘れられません。桜の開花時期もいいのでしょうね。

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