ハンドメイドバイシクル展2022

ハンドメイドバイシクル展2022に行ってきました。

オミクロン株が猛威を振るう中、躊躇いましたがI’Sバイシクルの土屋さんのトークショーがあるのでそれだけで足を向けました。
会場内の人数はやはり少なめでした。11時過ぎに会場入りして、一通り会場内を見学し、トークショー1時間前に整理券をもらい、地下の食堂で昼飯を食べながらグランボアの新しいカタログを見て時間を過ごします。コロナ禍で知り合いは案の定誰もいませんでした。


土屋さんは大学卒業後国鉄に入社したそうです。動機は日本全国をタダで電車に乗れて輪行し放題だからだったとか。(笑) それが民営化されて、・・・民営化そのものは賛成だったけれど分割には反対だった。それが分割されて全国くまなくという利点が効かなくなって・・・そんな話から始まって一冊の本になりそうな半生で大変興味深く聞きました。

中学時代はお兄さんの読んでいたニューサイに影響されて自分でお下がりの自転車を弄りながら乗っていた。
高校になってエバレストに乗り、浪人時代は東叡をフルオーダーした。
大学時代はビゴーレのパスハンターで北山の峠を殆ど走破して自転車漬けの日々だった。

国鉄を辞めて、自転車屋を始めたが最初はシティサイクルも扱う普通の自転車屋だったが、ちょっとばかり小じゃれた雰囲気だったのが当たったようだった。

そのうち、古い自転車の部品が好きでフランスに買いに行くようになって、それがまた良く売れた。

650Bのタイヤが供給出来なくなってきた中で、ナショナル(今のパナレーサー)に協力してもらうようになった。

パリブレストパリでグランボアが2位に入ったことがきっかけで、日本版PBPを立ち上げた。

ランドナーを作るうえでのこだわりはホリゾンタルである。

年取ってからの補助としてeバイクも有りで、フランスでもその傾向になってきている。ランドナーやスポルティフに似合う後付けのeパーツは製品化されているが、現状はコロナやリチウム電池の輸送の関係で日本に入るのが難しくなっている。

フレーム作りのかたちとしてルネルスを尊敬している。ルネルスのフレームを見るとここまで手をかけるのかという加工がされているが、パイプ加工やロウ付け等の作業は分割作業でルネルス自身がやっているわけではなくプロデューサーなり監督、企画者としての立場だ。

ダイナモ用のヘッドライトを今開発している。JOSよりもCIBIEが好きでそれの砲弾型を春ごろにはお見せできるだろう。

ざっと思い出しながら箇条書きで書いてきましたが、YouTubeにアップされていますので詳しくはそちらをご覧ください。最後のほうに私の質問というか感想が録音されています。私の声はこんなしわがれ声だったのかと唖然として恥ずかしくなりました。汗

司会者はランドナーにはあまり詳しくなかったのですが、そこを土屋さんが補って充実したトークショーになったと思います。

ハンドメイドバイシクル展2022” に対して2件のコメントがあります。

  1. rikoパパ より:

    こんにちは。
    記事にご紹介のYouTube早速視聴しました。
    土屋さんがJR出身とは知りませんでした。小生の輪友にもJRにいた方がいますが、昔は私鉄も顔パスでロハだったそうです(笑)。
    それはともかく、見応えのあるトークショーでした。今回会場へは行けませんでしたけど、楽しめました♪

    1. より:

      rikoぱぱさん、こんにちは。

      そうですね。私も初耳でした。正しくは国鉄ですからJNRですね。
      土屋さん、只者ではない自転車屋さんだと思っていましたが、思いを新たにしました。
      オミクロン蔓延の中、ちょっと今になって心配しています。汗

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