常総市の寺巡りなど
「坂東」という地域は岩井を中心として猿島までの現在の「坂東市」周辺を指し、水海道(常総市)は含まれないと思っていました。ところが、4Catsさんのブログ記事坂東の橋巡りをきっかけとして昔の将門の勢力圏に水海道が含まれていることが分かりました。坂東は走りつくしたと思っていたのですが、考えてみれば水海道周辺はほとんど走っていないことに気が付き、4Catsさんの記事をなぞるようなかたちで走ってきました。4/17(日)
今日は車を常総市の重文坂野家住宅の駐車場にデポしました。
ここは何度も来ているので外側だけ撮影して関東鉄道常総線「三妻駅」に向かいます。そういえば茅葺屋根は萱を新しくしたようです。10:45坂野家をスタート
三妻駅から水海道駅まで電車移動です。自転車をそのままの格好で乗せられるサービスを大田郷駅(下館の一つ前の駅)~水海道駅間でやっているので、いつか利用してみたいと思っていたのです。出発が出遅れたので丁度良かったです。11:14乗車
水海道駅西口からまずは関鉄車両基地に向かいます。水海道駅を11:30スタート
DD502というディーゼル機関車が1台だけ置かれています。これは今200万円で売りに出されているようです。
関鉄車両基地から小貝川に出ます。ちょうど川又橋のところに出たようです。ここから右岸で沈下橋(小目沼橋)まで向かいます。
今日は曇りで時折日が差すという天気でしたが、小貝川沿いはのんびりして気持ちが良いです。水辺が近いのも好きな川の形態です。
沈下橋の分岐まで来ましたが、樹木に隠れて沈下橋が見えにくく、分岐を見落とすところでした。
このぐらいの広さがあれば乗って渡ることもできそうですが、初めてなのでやはり怖いです。
左岸からは良く見えます。
先ほどの川又橋まで来たので右岸に戻ります。橋の中央からの撮影です。正面にうっすらと筑波山が見えます。ここから水海道駅の東口に向かいます。
水海道駅東口を走っていると4Catsさんが記事にされていた大谷石造の建物がすぐ目に留まりました。地元の古老が通れば昔の利用形態を聞くところですが、残念ながらでした。今でいう配送センターのようなものでしょうか。
踏切を渡り、諏訪神社の大ケヤキを見に行く途中の蔵。船運で栄えた街の面影があちこちに残っています。
諏訪神社の大ケヤキ。諏訪神社本社の御柱が祀られていました(拝殿左手の小祠)
鬼怒川の氾濫で水に浸かった市役所を見に行くと、向かい側に4Catsさん達が食事された糀屋さんがありました。今日はコンビニのおにぎりにしようと思っていたのですが、折角なので入ります。右手の店に入って注文しようとすると、左手座敷玄関に行くよう促されます。13時を過ぎていたので客は私一人だったせいか食事が出てくるまで2,30分ほどかかり随分押しが入りました。
市役所が水に浸かったということはこの店でも?と思って聞くと、赤矢印まで水が入ってきたと言います。画像では分かりませんが柱にうっすらと跡が残っています。室内全体を乾燥させてリフォームするのに1年掛かったと言います。
諏訪神社遠景
次に鬼怒川ほとりの五木宗レンガ蔵を目指しますが、途中に安政6年建築の商家がありました。
五木宗レンガ蔵 3階の壁に切妻屋根が接していた跡があるので改造したのでしょうか。窓がガラス張りなので、すでに蔵としては使われていないようです。(詳細は不明です)
電信柱と垂直が合っていないので五木宗レンガ蔵が傾いて見えます。
五木宗レンガ蔵の前にある木造の富田倉庫。やはり船運の関係建物でした。ここから鬼怒川の豊水橋を渡り、5つの寺を巡りながらスタート地点に戻ります。
大屋根が美しい報恩寺
道の両側が開け、緑とのバランスが良いので景観上美しいと思った道。
弘経寺 徳川家からの寄進で再建されたので、いたるところに葵の御紋が見られます。控え柱の礎石が境内側に在ったので昔は木造門だったと思われます。
弘経寺境内 シーズンは枝垂桜がきれいだと想像できます。
本堂。家康の孫にあたる千姫はここを菩提所と定めたせいか境内が女性的な優美さを感じます。単に新緑の季節だからでしょうか。(汗)
石積に屋根がかかっているので何だろうと覗いてみると建物の基壇でした。
これも壮大な倉庫建築
安楽寺 伽藍配置から見るとここが表参道のようです。
表参道。自然豊かな境内はとにかく広大です。
西参道の子安門
表参道の長寿門。奥に中門が見えます。
東参道の福禄門
表参道の延長上には中門
中門に掛けられている提灯。随分グラフィカルなデザインだと思いましたが、寺のお守りやお札に用いられている元三大師のお姿(いわれは↓)
三妻駅~水海道駅6.4Kmは関東鉄道常総線サイクルトレイン利用