最近のシェラック塗り
およそ11年前にシュラック塗りについて書きましたが、今読み返してみると、経験を積んだ現在のやり方とは大分違うことに気が付きました。
現在のやり方はもっといい加減で、いやもっと簡単なやり方です。
アルコールは一番安い燃料用アルコールで十分です。写真のシェラックは買い置きしていたものです。これを適量使います。正確にはシェラック12gに対してアルコールを100cc の比率で注ぐそうですが(←これを1カットと言うそうですが)、薄いと感じたら後で継ぎ足す方法でやってます。
ガラス瓶にシェラックを適量入れます。
シェラックを入れた広口瓶にアルコールを注ぎます。写真の瓶は直径9cmで注いだアルコールは高さ25mmです。
この状態でシェラックが完全に溶けるまで数時間かかります。使用しているシェラックは品質が良いせいかフレーク状ではなく、最後に漉す必要がありません。完全に溶け切ります。
結局アルコールの純度ではなく、シェラックの品質だと思います。
急ぎで溶かす場合は瓶ごと熱湯に浸けます。ガスコンロに火が点いた状態で瓶を浸けると、アルコールが引火して危ないので注意しましょう(実は1回これをやって焦りました。蓋をしないでやったのでさらにテキメンでした。) 必ず火を消して瓶を浸けます。熱湯が冷めたらシェラックも溶けていますが、シェラックの量が多い場合はこれを繰り返します。
ハンドルに1回塗った状態です。どうやらシェラックの量が少なかったようです。シェラックを継ぎ足して2回目以降を塗ることにします。いつもは大体3,4回塗ります。
あたしもシェラック塗ってますが、いつも液体のシェラックニスを使ってます。いわゆるなんちゃってシェラック塗りであります。2.3日かけて7回塗りくらいしますね。ベースのバーテープは白が基本ですが、他の色でも仕上がりはあんまり変わんなかったりなんで、最近は余ってる黄色を巻いちゃいます(^^)
六浦っ子さん
そうなんです。私もアルコールでシェラックを溶かす記事を他所様のブログで見た事がありません。たまに見かけるとニスシェラックですね。
テープをハンドルに巻く時はハンドルエンドから巻くのが鉄則らしいのですが、シェラック塗りの場合は反対から巻いてます。シェラックの接着力でこの方法でもテープがほどける事は皆無で、ヘンプ巻きの必要もありません。