「丘の上の小さな街で」 

白鳥和也氏の小説を読んだ。
「素晴らしき自転車の旅」や「自転車依存症」をベースにノンフィクションにしたものというのが読後の印象。
旧車愛好者でないと分からないフレーズや用語が多々あって一般読者向きではないのかもしれない。
本書は4つの小編からなっているが、本と同名の小編がやはり面白かった。
ちょっとミステリーのようなところもあって引き込まれたのだが、もっと意外性があれば深みが増したのではないだろうか。とは言っても私は小説をあまり読まないので語る資格はないのだが。
ところで白鳥氏は文学部出身だそうだが専攻は何だったのだろうか。デザイン関連にやけに詳しいと思った。美術史・デザイン史でも学んだのだろうか。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です