常総・下妻の史跡巡り
このところマイブームの史跡巡り、今日は常総市と下妻市を巡ります。史跡巡りと言っても史跡そのものに大して興味があるわけでは無く、史跡のある周辺の鄙びた風景に期待するわけです。
石下総合体育館駐車場に車を止めて、まずは秋葉家の高札台を見に行きます。(地図A) 秋葉家は代々名主を務めた家だったようですが、周囲に壕を巡らせたような家は名主と言うより城のような雰囲気です。門は残されていますが、主屋はすでになく、もし主屋が残されていたら、同じ常総市の坂野家住宅のように国の重文に指定されていたことでしょう。
門や塀は残されていますが、史跡としての指定がないので後世のものでしょうか。
高札台は江戸時代のものと書かれていますが、屋根は朽ちた感じが無く後世に建て替えられた物でしょうか。
写真右奥には代々の祠でしょうか、お堂が建っています。
壕跡でしょうか?
次は長塚節の生家です。(地図B)
近世農家の姿が良く残されています。
鬼怒川土手に出ようと自転車を進めて行くと、「下総国庁跡」という石碑が建っています。常総市のホームページには記載の無い石碑なので、帰って市に問い合わせると「石下町時代に建てられた物で、調査時に痕跡は見られたものの考古学的に出土がないのでホームページには記載していない。」と回答がありました。筑波山を遠望できる平地が広がり確かに国庁跡と言っても違和感はありませんでしたが、説明看板は良く読めないほど朽ちかけていました。
すぐに鬼怒川に出ます。対岸は2015年の鬼怒川が決壊したところのようです。すでに堤防は再建されていました。
無量院の大ケヤキ(地図D 下妻市指定天然記念物)
下妻駅近くの光明寺(地図E)
大宝八幡宮本殿(地図F 国指定重文)周囲は大宝城址
砂沼
周囲は散歩道が整備されています。全周回れるかどうかは未確認です。
地図Gの駒城跡を回り、帰り道から見る筑波山です。日によってはもっとハッキリ見られるはずですが、この日の大気状態は残念でした。
村岡柴崎古墳1号・2号(地図H) ちょっと道に迷いましたが、一見して古墳だと分かりました。