アルプス閉店

薄々感じていたことだが、アルプスが閉店することになった。
このところ忙しく乗れなかったのでツーリングがてら、ことの次第を聞きに行く。
昼前に家を出て、見沼代用水を川口方面に向かい荒川「サクラ」に出る。風もなく気持ちよいサイクリング日和である。道を舐めるように軽く前に進んで、いつものことだがALPSスポルティーフは気持ちよい。「さくら」にて昼食後風が出てきたが、王子~本郷を経てALPS着。
何人か先客がいるかと予想していたのだが誰もおらず、これまた寂しい限り。
聞くと、10月受注分から閉店する旨告知していたようで、それでも良い人だけにオーダーを受けていたようだ。知人二人は「それじゃあ、今作らねば」と言ったそうで、私は聞き漏らしたようだ。
今年の5月に今のスポルティフ納車以来何度かお店に伺った中でそろそろお店をやめるのではないかと思ったことがあった。それが何であったか思い出せないのだが、ちょっとした言葉の中に”もしや”ということがあったように思う。それでもこんなに早くとは予想できなかった。
萩原さんには、今踏ん張って続けても部品供給の問題から、受注しても納車できない可能性が高い時期にきているので、ずるずるやるよりも良いとの判断があったようだ。やはりランドナー系パーツはいつ生産中止になってもおかしく無い状況のようだ。
ここから先は私の推測なので聞いた話ではないのだが、部品供給が先細りということはランドナー系自転車そのものが売れていないということなのだろう。アルプスも商売としてやっていけなくなってきたのではあるまいか。(こんな良い自転車が人気が無いというのは寂しい。中高年の身体にも優しい自転車なのでもっと盛り上がってほしいのだが、かく言う私も無駄遣いを重ねた自転車遍歴のなかでやっと気が付いたのだが。)
萩原さんも60となり、第2の人生を模索していたのではないだろうか。お子さんもいらっしゃらないようなのでアルプスビルも手放して優雅な第2の人生を考えておられるのかもしれない。
私としては今後容易に聞ける人がいなくなることが辛い。
・今後はタイヤ供給とメンテナンスを横尾双輪館でやってもらうことはホームページアナウンス通り。
・パーツも横尾双輪館が引き継ぐ。
・フレームビルダーは噂通りTOEIだった。アルプスのスケルトンシートは持っているから同じスケルトンをオーダーすることは可能だろう。バッジは違うが。
・フレームをTOEIにオーダーし、自分で組む場合の注意点
などをお聞きして、小物パーツを何点か購入してお店をあとにした。「知人からは納車の際にも付き合えと言われているので、またお邪魔します」と言うと、萩原さん「1月まではやっていますから」と少し寂しそうに笑ったように見えた。

走行距離84km。トラックログが消えているのはGPS信号のロスト。特に高速下がひどい。また、ログが飛んでいる箇所があるのは信号の乱れ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

My Bicycle

前の記事

ALPS スポルティフ
Bicycle Parts

次の記事

ヘッドセット